用法・用量
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本品は品質保証上、防湿包装にしていますので、開封後の保管及び投薬調剤の場合は、吸湿にご注意いただくようにお願いします。
<参考>
本剤を褐色ガラス瓶にて保存した場合、25℃,60%R.H. (暗所)では36カ月、25℃,93%R.H. (暗所)では1カ月、40℃,75%R.H. (暗所)では6カ月、規格外の変化は認められませんでした。<引用>
モービック錠 電子添文
モービック錠 インタビューフォーム Ⅳ.製剤に関する項目 6.製剤の各種条件下における安定性 -
5mg錠については、割線はありません。10mg錠には割線がありますので、半錠に分割することは可能です。
しかしながら、半錠での投与は承認された用法ではないため、お勧めはできません。
なお、半錠での安定性に関する検討は行っておりません。 -
本剤の粉砕投与は承認された用法ではないので、お勧めはできません。
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本剤の簡易懸濁法による投与はお勧めできません。
本剤の簡易懸濁法による溶解性、安定性、チューブへの吸着性は検討しておりません。 -
飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲まないでください。
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食事の影響については、健康成人にメロキシカム10mgを空腹時及び食後に投与したときの薬物動態パラメータを比較しました。その結果、Cmaxは食後投与時で高かったが、AUCに差は認められず、メロキシカムの吸収に対する食事の影響は少ないものと考えられました。
<参考>
6.用法及び用量
通常、成人にはメロキシカムとして10mgを1日1回食後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高用量は15mgとする。<引用>
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特殊患者
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妊婦には本剤を投与しないようにお願いします。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性は本剤の電子添文上、禁忌に該当します。<参考>
動物実験(ラット及びウサギ)において、以下のことが認められています。
1)ラットの妊娠前及び妊娠初期投与試験において、黄体数、着床数及び生存胎児数が減少し、着床率の低下と着床後死亡率の増加がみられた。
2)ラットの器官形成期投与試験において妊娠期間の延長及び死産児数の増加がみられた。
3)ウサギの器官形成期投与試験において着床後死亡率の増加がみられた。
4)ラット周産期及び授乳期投与試験において、妊娠期間の延長及び分娩時間の遷延、死産児数及び生後4日までの死亡児数の増加がみられた。<引用>
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本剤の電子添文上、「通常成人には」と記載しておりますので、小児への使用はお勧めできません。
本剤の使用経験がなく、低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していません。<引用>
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高齢者では、本剤を少量(1回5mg1日1回)から投与を開始するなど 慎重に投与していただくようにお願いします。
また、観察を十分行い(消化管障害、特に胃腸出血に注意すること)、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行っていただくようにお願いします。<参考>
一般に高齢者においては胃腸出血、潰瘍、穿孔はより重篤な転帰をたどり、きわめてまれにではあるが致死性の消化管障害も報告されている。
これらの事象は治療のどの時点でも発現し、重篤な消化管障害の既往の有無にかかわらず発現する可能性がある。<引用>
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肝機能障害を悪化又は再発させるおそれがあるため、重篤な肝機能障害のある患者には投与しないようにお願いします。
重篤な肝機能障害のある患者は本剤の電子添文上、禁忌に該当します。<引用>
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本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量低下及び水、ナトリウムの貯留が起こり、腎機能障害を 悪化又は再発させるおそれがあります。
そのため、重篤な腎機能障害のある患者には投与しないようにお願いします。
なお、重篤な腎機能障害のある患者は本剤の電子添文上、禁忌に該当します。<引用>
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本剤の電子添文上、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。と記載しています。
また、動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが認められています。<引用>
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